もう不倫をやめたい人へ

その11、本番(後編)

本番後編

 

後から聞いた話ですが、
F医師はその部屋を、
前もって予約してくれていたそうです。

 

 

「チェックアウトは明日の12:00だから、
それまでね。」

 

 

都心で、しかも35階からの夜景となると、
ホントにキレイで、素晴らしくて、
私は大人げなくはしゃいでしまいました。

 

 

F医師は、そんな私の背中を
後ろから抱きかかえるようにして、

 

 

「シャワー浴びてきたら?」

 

 

と言いました。

 

 

「もう、ここまで来ちゃったら、

 

行きつくとこまで行くしかないんだ。」

 

 

今頃になって、ようやく私は
腹をくくりました。

 

 

今から思えば、こんなことになったのは、
ただ自分が身勝手で、世間知らずで、
流されやすい人間だったからなんです。

 

 

でも、誰かは、こんなことを言っていました。

 

 

「人間関係はね、歯車みたいなもんなんだよ。

 

ある人格とか、その時の状況とかが

 

カチッと噛み合っちゃうとさ、

 

どんどん転がってっちゃうんだよね。

 

誰のせいでもないんだよ、それは。

 

仕方がないんだよ。」

 

 

 

 

一度一線を越えると、
その後の展開は、簡単な2択。

 

 

延々と同じことを繰り返すか、

 

 

どんどんエスカレートするか。

 

 

F氏と私は、前者の方でした。

 

 

その理由は、

 

 

単純に、私もF医師も、
関係をエスカレートさせられるほどの
暇がなかったからです。

 

 

立場は違えど、私とF医師は、
仕事に対しては超マジメに向き合う
医療従事者でした。

 

 

自分の心血を注ぐべきは、
まずは仕事だったし、
プライベートで面倒を起こしている場合では
ありませんでした。

 

 

もちろん、F医師と付き合う中で、
「あわよくば略奪婚・・・」みたいな考えが
よぎったことは何度もあります。

 

 

でも、私にとっては、
今以上の関係に踏み込んで、
もし今の幸せが壊れてしまったらと考えると、
そっちの方が怖くて踏み出せませんでした。

 

 

こちらに続きます!
指やじるし下その12、取り残された彼氏クン

 

みんなの不倫事情はこちら。
指やじるし下不倫事情1―現実逃避のあげく会社を巻き込んでの修羅場へ