その4、不倫恋愛のはじまり
初デートの次の日、私はF医師と目を合わせることができませんでした。
ただ、きのうカフェで話したってだけなんですけどね(- o -)
F医師の様子はというと・・・
特にいつもと変わりナシ。
私も、頑張って普段の雰囲気を装いつつ、慌ただしく仕事をこなして(残業もして><)
この日は日勤だったので、18:00には着替えて、病院を出ようとしていました。
すると、
「マリ子ちゃん!」
と、私を呼ぶ男性の声が聞こえました。
振り向くと、F医師が私の方に走ってくるではありませんか(;゜O゜)
よく見ると、F医師は右手に、私がいつも仕事で使っているボールペンを持っていました。
「これ、忘れてない?」
とF医師。
どうせ、明日も出勤なんだし、そのまま置いといてくれてもいいのにー。
と、思いましたが、せっかく持ってきてくれたので!
「すみません。ありがとうございます。」
と、素直にお礼を言い、ボールペンを受け取りました。
私にボールペンを渡すと、F医師はこう続けました。
「と、あとさ、悪いんだけど、今度、俺の愚痴も聞いてくんないかな・・・?と思って。」
「えっっっ?」
と、私はフリーズしてしまいました。
それって、またこないだみたいにプライベートで会おうってことだよね??そうだよねw(°0°)w
すっごく動揺したけど、「コイツ動揺してるw」とか思われたくなかったので(笑)
表情を変えないように必死でこらえつつ、
「私なんかでよければ、構わないですよ。F先生でも困ることあるんですねー^ ^」
と私が返すと、
「いやいや、かいかぶってもらっちゃ困るな。ちょっとうちの奥さんのことでね。じゃ、また!」
と言い残して、F医師は仕事に戻っていきました。
奥さんの話・・・?
F医師の奥さんって、どんな人なんだろ。
もしかして奥さんとモメてんのかな・・・(>o<;)
とか、考え出したら止まらなくなって、早くまたF医師と話したくて、たまらなくなりました(・w・)
あ、そうそうちなみに
この先、F医師ともう少し仲良く打ち解けたころ、F医師本人から聞いたことですが、
このボールペンを持ってきてくれたとき、F医師は完全にそのつもりで私に声をかけてきていたみたい。
でも、まだこのときの私はF医師の気持ちにまったく気付いていなくて
「ま、お茶して話すくらい、いいよね。」
くらいに、軽く考えていました。
まさか、このあと自分が3年も不倫することになるなんて、つゆほども考えていませんでした。
こちらに続きます!
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