その8、心ここにあらず
F医師との雑談会デートからひと晩明けた朝・・・
私は珍しく、目覚ましが鳴る前に自然と目が覚めました。
その日は夜勤だったので、ゆっくりとご飯を食べて、洗濯機を回し、撮りだめたテレビ番組を見ながらぼんやりと考え事をしていました。
頭の中では、きのうF医師と過ごしたいろんなシチュエーションが、繰り返しぐるぐると駆け巡ってました。
しかも、その日のF医師は、当直勤務の予定。
つまり、夜勤の私とは勤務時間中ずーっと一緒なのです。
もちろん2人きりではないので、仕事中はいつも通りで心配ないんだけど。
それでも、私はもうF医師と会うたびにポーカーフェイスを保つのが苦しくて・・・。
仕事に必要な最低限の会話ですら、素(す)の自分を抑えるのにいっぱいいっぱいでした><
でも、F医師の方はというと、いつも通りの淡々とした様子で。
なんだか一人で舞い上がってる自分が、とても恥ずかしかった・・・(/ o \)
プライベートではどんなに打ち解けても、仕事中のF医師は、私にだけ親しげに話しかけたりなんてことは絶対にしてきませんでした。
そのせいもあって、私は余計に、次にデートする時のことを想像したり、勝手に期待をふくらませたりしながら、脳内で遊んでいました。
*
その週は、週末にお休みが取れたので、当時ちゃんと付き合っていた方の彼氏(元彼クン)と会いました。
前回会ったときから、3週間くらいあいたのかな。
この日のデートでは、待ち合わせ場所で彼氏と会ったときからずっと、私の挙動不審が止まりませんでした(笑)
なぜかというと、、、
いったいそれまで、彼氏とどう接していたのか急に分からなくなって、パニックになったからです(・_・;)
相槌の打ち方、間(ま)のとり方、笑い方、ツッコみ方・・・。
いつもどんな話題を振ってたんだっけ?
歩くペースは、このくらいでいいんだっけ?
どれも、その日までは自然とできていたことだったのに。
とにかくこの日は、なぜかすごく緊張しました(@_@;)
この日のデートでは、彼氏が絶対に寄りたいと言っていた古着屋に行ったことと、私の行きたかったパンケーキカフェに行ったこと。
それ以外、あんまり覚えていません。
なぜなら、、、
私の中でまだ彼氏に対する恋愛感情があったから。
いつもと様子が違うことを彼氏に悟られたくなくて・・・動揺を隠すことに全神経を使っていたからだとそう思います。
ここから少しずつ私の精神が壊れていきます。。
こちらに続きます!
>>その9、既婚彼氏との本番前夜
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